ジャングルの要塞表紙 ジャングルの要塞
- 浮遊船パオペラ冒険譚 -

ジャングルの要塞、マップ建国期のシドに存在した、伝説の要塞への道のりが明らかになった! 歴史の闇に消えたジャングルの大要塞と、白銀の騎竜兵団の消息は?
トランの浮遊船、パオペラの面々が、深き歴史の闇に挑む!浮遊船パオペラ冒険譚、第一弾! リリース!

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 今回の主人公は、北方諸国と呼ばれる国々の中でも北の方に存在する国の青年。
5つの探索者のギルドで形成される、北方二強国の一角、トラン。
超文明の遺物を掘り起こし、浮遊船団を駆って世界中を旅する、ミステリアスな国の半人前の探索者(ファウンダー)です。
 この青年――イコウは、幼馴染みのロット、シャリーと共に、浮遊船パオペラで世界中を旅しています。もちろん、超文明の不思議な力を有する、数々の道具を駆使しながら。
 さあ、はじまります。
 準備はいいですか?
 おっと、忘れていました。
 このパオペラには、騒々しいお客様が居候なされているのです。
 ひょんなことから、このイコウたちとつるむようになった、商売上手のリオネが。
 商業国のシドの西方辺境で一大勢力を誇る豪商のひとり娘で、念のために言っておけば、やんごとなきお方のはずなのですが・・・、どうも本人も、イコウたちもその辺はあんまり分かっていないよう。
 リオネは世界中をただで旅してまわれてたいへん便利とパオペラに住み着き、イコウたちは、わるいやつではないようだし、あちこちに顔が利くから、まあ仕方ないかと、妙で賑やかな共生関係がこの浮遊艦パオペラには成立してしまっているのです。
 さてはて、いったいどうなることやら。
どうやら、今回の冒険の舞台は、シドの北方辺境、鉄鎖騎竜兵団で北方諸国を恐怖に陥れるボルニアとの国境地帯のようです。
 さて、では、冒険をはじめることにしますか!


 ・シド

 北方最大の商業国家。首都ラスペを中心に、周辺の蛮族を取り込んで、北方諸国の南部、そして中海の商業航路を独占する。シド・システィア・シャビ・帝国の通商同盟により、周辺の通商をほとんど制す、商業上の覇権国家である。
千の帆が行き交う海路、そして、内陸の鉱山により巨万の富を持つ商人たちにより統治される、熱帯の豊かな国。
「竜より鉄へ」の一大革命を起こす、北方諸国の主人公。

 ・ボルニア

 ジャングルに突如発生した、鉄鎖躁竜法とボルニア統一王により出現した、一大軍事国家。その数、5000騎といわれる凶悪な肉食竜で形成される騎竜兵団で、周辺国を次々と飲み込む。ザブンデはすでに落ち、現在は北方の貴婦人エストの陥落が間近に迫っている。
エストを呑めば、ボルニアはトラン、キュディスの北方二強国に当たることになる。
しかし、ボルニアは転進するだろうと予測されている。
そうなると、ボルニアの牙が向かうところは、シド以外には思いつかないのだが?

 ・トラン

 キュディスに並んで、北方二強国の名を欲しいままにする、強国。
七翼の翼竜兵団を擁する最強キュディスに対し、トランはその手にした星を渡る人々の遺物の蓄積で恐れられている。五大ギルドがお互いに反目しながら世界中に浮遊船団を送り込み、遺物を集め続けている。
トラン人は、一部のギルドが極めて悪辣な手段を使うことが多いので、各地で評判が悪い。イコウの属するヒューメリック・ギルドは、五大ギルドの中では最も善良なギルドで、一種の盗賊集団に見えなくもないトランの中では、義賊的なギルドである。

イザベラの地図

「この朱の点がサイル。この河川を防衛線にして、国境を構えているわ。遥か彼方にある河川が母なるアルナ、そうね、徒歩で三日か四日の距離かしら。この地域のどこかにエケル要塞があると思われているわ」

「この報告書では、エケル要塞へルートが3つ記載されています」
イザベラは地図中に指を差し、サイルからのルートを示す。
「まずは、もともと補給隊が通る予定だった、巨竜の台座の西を抜けていくルート。この地図の真ん中にある巨大な大地が、例の巨竜の台座、その西だからここね。ここから北上するルートだった」
イザベラの指をだれもが追う。

「でも、補給隊はこのルートを断念するわ。その先で、カミル族というボルニアの一部族の兵団を見たと斥候が報告するの。それで第2のルートを選ぶ。それが、巨竜の台座の東側から滝のある斜面を登り、巨竜の台座を抜けていくルート。これが実際に通ったルートよ。滝はおそらくこの滝ね。ここに巨大な滝があると、トラン人たちの報告があったらしいわ」
イザベラは地図に印を入れる。
「そして寺院に向かい、参道から降りていく。参道の位置は不明なのだけど、参道というからには道が残っていると思うの」
「そして、実は、補給隊はもう一つのルートも検討するわ。第3のルートね。この滝から北に向かって河が流れているらしいの」
地図上を指が走る。
「この川沿いに巨竜の台座を迂回するルート。この河もしばらくいくと、別の大きな河に滝となって合流する。おそらくこの辺に河があるのね。たぶん、この河もアルナに合流する。このルートで行ってもいいと書いてあるのだけど、このルートは正直、不明な点が多いわ」