■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■―― ■
                        第二号   2001/05/02
   「 物 語 解 析 」
    〜 起承転結法 起・承・転・結(前編) 〜

  - - - -< Index >- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

   01:はじめに
   02:解析術講座 「起承転結法 〜起・承・転・結(前編)」
     02-01:起承転結法の理解のために
     02-02:例題 「スタジアムにはビールが」
     02-03:実践 「起承転結の文章の作成(前編)」
     02-04:まとめ「起・承の役割」
   03:諸所雑感 「タイタニックに見る起・承」
   04:おわりに

 ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ http://www.seikou-toutei.com/nmk/index.html ■


 ● 01 ● はじめに
  ̄ ̄ ̄ ̄
  物語を書く際に利用のしようがある技術を、さまざまな名作から抜き出
 して、例題形式や、お読みいただく方々のお声を採り入れながら、分析を
 してゆきたいと思います。
  数学のような計算と理論の手法ではなく、現場で「こんないい方法が
 あった!」という方法論を積み上げてゆく工学の手法で、少しずつ物語の
 技術について掘り下げてゆけるといいななんて思います。
  物語解析などと大上段に振りかぶっていますが、まだ誰も手を出したこ
 とのない分野です。これから、そういう事を考え、分析・研究を始める人
 たちが増えてくるといいな、なんて思います。
  物語に触れる気持ちに変化が出てきますよ。


 ● 02 ● 解析術講座 ― 「 起承転結法 〜起・承・転・結(前編) 」
  ̄ ̄ ̄ ̄

 ○ 02 ○ 起承転結法の理解のために ○ 01 ○

  前回は起承転結の概観をなぞってみました。
  インターネットで起承転結について解説した文面に出会うと、「経験的
 に必要のないという結論に達する」「起承転結を守る事こそ大切」といった
 言葉が多く感じられます。また、こう使いなさいというものにも出会いま
 す。ですが、起承転結法を基礎から理解するためのテキストにはなかであ
 う事ができず、困惑を感じてしまうことさえしばしばあります。
  本来でしたら、この「物語解析」は作品の分析を中心に構成されるべき
 です。しかし、そのように混乱した知識を分析のベースにするわけにはゆ
 きません。もうしばらくの間は、駆け足に回り道をさせて頂き、物語を解 
 析するのに必要な、簡単で基礎的な概念を解説する形で進めて行きたいと
 思うのです。気長にお付き合い頂ければ幸いに思います。

  さて、今回は起承転結のそれぞれの役割についての前編です。前号にお
 伝えしたのは、今回で起・承・転・結のそれぞれを一回で解説仕切りた
 かったのですが、思いのほか文章量が膨大になってしまい、今回は尻切れ
 とんぼで申し訳ないのですが、前編という事で起・承のみの解説となりま
 す。本来なら隔週の予定なのですが、後編の転・結との間を開けるのはあ
 まり好ましくありませんので、一週間の間を開けての発行と致します。
  さて、起承転結です。
  これはシンプルな概念ですが、あまり理解されていないのが実情です。
  頭では分かっていても実践となると、という方がほとんどなのではない
 でしょうか。
  今回と次回を使い、簡単な実践を交えながら。起承転結のそれぞれの役
 割について、細かく掘り下げてゆきたいと思います。
  どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。


 ○ 02 ○ 例題 「スタジアムにはビールが」 ○ 02 ○ 

  起・承・転・結にはそれぞれに役割があります。始まりの起、広がりの
 承、変化の転、そして結びの結。よっつの部分がそれぞれに役割を果たす
 事により、一つの物語を魅力的に見せる技法としての起承転結法は、よう
 やく本来の効果を発揮します。
  起承転結法を実際に取得する最短路は、それぞれの部分の役割を過ちな
 く把握することであり、それを配置することだと私は信じます。適材適所
 という人事の言葉がありますが、起承転結法をあらわす言葉でこれほど適
 した言葉はないかも知れないと思います。起承転結法は漢詩から生まれた
 技法であり、そしてそこには、それぞれの句・行が充分に推敲されるとい
 う、前提があります。「思いつき」や「口から出てくる」物語ではなく、
 「設計する」物語というはっきりとした方向性が起承転結にはあるのです。

  さて、それでは、部品を組み立ててみましょう。
  起承転結法にはたった四つの部品しかありません。起・承・転・結の四
 つです。さっそく例題を出してみることにします。

  以下の八つの文章の中から四つを選び、各文章の間に言葉を継ぎ足し、
 起承転結の物語を完成させて下さい。

 ・ここまで飛んで来いと、思わず叫んだ
 ・飲みでもしなければ、やっていられないじゃない
 ・売り子はビールを差し出しながらおやという表情をした
 ・七回裏の攻撃が賑やかなトラペットの合奏で始まる
 ・ビールの泡が歓声にはじけた
 ・軽い酔いが、私を心地よくしてくれる
 ・私の好きなあいつは、今日もベンチで笑ってる
 ・チャンスに登場した四番バッターは私の座るレフトスタンドを静かに
  指した

  八つの部品から起にふさわしいもの、承にふさわしいもの、転にふさ
 わしいもの、結にふさわしいものをそれぞれ、適材適所にあてはめてみ
 て下さい。いくつもの答えがあるかも知れません。たった一つかも知れ
 ません。ですが、よく考えてくださいね。起承転結法は「物語の設計法」
 なのですよ。あなたははっきりとした設計意図を四つの部品に持たせる
 ことができましたか? ばらばらに並んだだけでは面白くもない八つの
 部品に設計意図を与えた瞬間に、出来あがる文章は格段に強い印象を持
 つことになるのです。


 ○ 02 ○ 実践 「起承転結の文章の作成(前編)」 ○ 03 ○ 

  説明書もなにも渡されないところから模型飛行機をつくり始めるのが
 難しいように、部品だけを渡されても、物語を作成したことのない人に
 は難しいはずです。もちろん、「ここは思い切って戦艦大和を作りま
 しょう」「作りたい」というのも、不可能に違いありません。
  そこで、ここでは実際に起承転結の文章を作成しながら、起・承・転
 ・結のそれぞれの役割を駆け足ながらも詳しく解説してゆきたいと思い
 ます。短い文章を用いて物語を作成する実例をご紹介します。あなたも、
 私と一緒にやってみると、理解が深まるのではと思います。今回・次回
 と二回に分けて行いますので、少し時間をかけて考えてみると面白いで
 すよ。
  さて、物語を作成するにあたり、いくつかのキーワードを用意したい
 と思います。なんらかの方向性が決まっていないと物語にまとまりが出
 なくなってしまう可能性があるからです。今回は簡単に、無責任に、
 「時計」「通勤電車」「失意」
 をキーワードとします。これは必ず含まれていなければなりません。勿
 論、言葉そのものを入れるというわけではなく、それがなんとなく分か
 るという意味ですよ。

  それでは、始めてみることにしましょう。


 「起」

  起においてはっきりと求められている役割は、「興味の喚起」と「物
 語世界へのスムーズな移行」です。
  状況を分かりやすく(もしくは正反対に分かりにくく)、焦点を絞り、
 印象的に描くのが普通です。

  物語に触れる者はその物語に出会うまで、基本的にはその物語がどん
 な物語かさっぱり分かりません。たとえ、二十二世紀で繰り広げられる
 時間警察と超能力者集団の戦いを描いたSFであったとしても、読者は、
 それを読む十分前にはサッカー日本代表のテレビニュースを真剣に見て
 いたのかも知れないのです。
  あちこちをパチンコ玉のように飛び回っている読者を、一時間なり二 
 時間なり同じストーリーラインの前に座らせるのは、たいへんなことで
 あると、まず認識しなければなりません。

  「興味の喚起」に重点をおいてる名作には、「桃太郎」「かぐやひめ」
 などがあります。おばあさんが川で洗濯をしていると上流から大きな桃
 がどんぶらこっこ、割ってみるとおぎゃあおぎゃあ、とはかなりのイン
 パクトがあります。また、この方法は本格推理小説などでも取り上げら
 れる傾向にあり、「赤毛同盟」などの古典からして、このような奇妙で、
 おやと思ってしまう「起」を描いて、読者の興味を引くのです。
  「物語世界へのスムーズな移行」に重点を置いた代表的な例は、「シ
 ンデレラ」「浦島太郎」などがあります。シンデレラストーリーと代名
 詞が作られるほど著名なシンデレラの「起」は、可哀想なみすぼらしい
 女の子です。浦島太郎はいじめられていた亀を助けると、私たちの身の
 回りで起こっている、もしくは自分がそうであると錯覚しまえてしまう
 ほどの入りやすさがあります。

  この起を創造するときに参考にできる最も分かりやすい例は、自分が
 親しい人に何かとびきりの情報を教える話し方です。
  たとえば、「ねえねえ、知ってる?!」で始まる会話、「そういえば
 この前こんなこといってたよね?」で始まる会話を経験したことのない
 人はいないでしょう。

  さて、では、どのような起を創造しますか?
  キーワードは、無責任にも時計・通勤電車・失意としてしまいました。
  このキーワードで友人に語り始めるとき、あなたはどの言葉を使用し
 ますか?
 「そうそうあの時計さあ、」でしょうか? それとも「ねえねえ、こん
 な通勤電車知ってる?」でしょうか。
  興味の喚起を重要視するでしょうか、物語世界へのスムーズな移行を
 重視するでしょうか?
  もちろん。起から物語をつくる必要はありません。結・転・承からは
 じめ、それにあわせて起を作るのが普通かもしれません。
  ですが、今回は起から始めるというルールで物語を作ってみます。練
 習だと思って考えてみてください。

  もし、物語のスムーズな移行を考えるのであれば、通勤電車を使用す
 るべきでしょう。なぜなら、通勤電車という言葉をしようするだけで、
 誰もの脳裏をよぎるものがあるからです。また、通勤電車に対する読者
 のイメージも固定されています。
  対して、興味の喚起を重視するなら、時計で行くべきです。時計には
 様々な種類があり、奇抜なものがあっても平然と受け入れやすいものだ
 からです。興味の喚起と同時に、物語世界へのスムーズな移行も期待で
 きるのです。たとえ同じ「死者の」というショッキング修飾語を使用し
 ても、時計と通勤電車では受け入れることのできる可能性が違います。
 「暴走した」「夢見る」「しょっぱい」などおよそ似つかわしくない言
 葉の場合はなおのこと、「いつも遅れる」「高い」「赤い」と馴染みが
 深い言葉でも、時計の方が親和性があるというのが確認できるでしょう
 か。
  これは、あらゆる物語に共通する考え方です。SFによくある
 ガジェット、ファンタジーの世界観を順序良く読者に提示するときに、
 このような親和性や意外性を考えて物語を設計するのは、とても重要な
 ことです。

  さて、スムーズな移行を考えて作ってみます。通勤電車を使い、
 ・飯田橋の駅を過ぎるて通勤電車は、ようやく閑散としてきた

  とします。なぜなら私がこれを飯田橋を過ぎた時点で書いていたから
 です(^^; 光景とその後の展開があれこれと想像できないでしょうか?
 とても自然であるはずです。

  次に興味の喚起で行きましょう。時計を使い、
 ・深夜の地下を走る時計を僕は見ていた

  とします。これも同様に、深夜の地下鉄に乗っているからです。この
 先は全く考えていません。ん? という不思議さがあるはずです。全く
 意味不明にさえ思えてきます。でも、なんとなく「あ、こういう事が言
 いたいのかな」という気持ちにはなりませんか? 私も、「こういう事
 かな」とぼんやりと考えている程度です。


 「承」

  承はとても大きな役割を負っています。
 もちろん、これほど短い文章に起承転結の役割を担わせているのですか
 ら、まさしく漢詩のように、全てのパーツが大きな役割を負っているの
 ですが、この承が負う役割は、いわば物語の楽しさの部分に大きな影響
 を与えます。
  起承転結の非常に単純な物語ですので、それぞれひとつずつですが、
 変則型の物語は、この承をなるべく多く、魅力的に書くための工夫をし
 ています。たとえば小さな転を何度も起こして、新たな承を何度も起こ
 すなどというのは、よくあるやり方です。次々回に詳しく解説しますが、
 これだけでもなかなか難しい技術です。よくある「逆転、逆転、また逆
 転」というようなコピーの物語のうちの、高次のものにこれを見ること
 ができます。

  さて、承の実質的な役割は、物語の広がりです。
  発展という言葉を使う方が正確かもしれません。
  サクセスストーリーのように呼ばれるストーリーが人気が出やすい理
 由がこれだけでよくわかると思います。つまり、魅力的な承の典型であ
 るからです。前号でとりあげたシンデレラがとても分かりやすい例だと
 思います。
  ここで要求されるのは、世界の広がりです。
  それだけでは物足りないのでスピード感も条件に入れることにしま
 しょう。
  広がりは、新たな舞台・人物・小道具の登場(ちょっとだけかなり先
 にお話する技術の言葉を使いますが)によって起こります。これは原則
 です。なぜなら、新たな要素が登場しない承では大きな物語的発展が、
 期待できないからです。少し程度を落としてお話すれば、新たな要素の
 登場は最も安易で確実な発展の方法だからです。スピード感を持って
 次々と新たな要素を登場させるのが黄金律となります。
  もちろん、ここから外れる物語も存在します。推理小説などがその典
 型です。高度であればあるほどその傾向が表れます。要素の登場に頼ら
 ない承についてはもうちょっとしてから話すと思います。例えば「未公
 開情報の公開」という手段によって行われます。簡単にお話すれば、あ
 る女の子の秘密が明かされていくと言ったような方法論ですが、これは
 純粋な起承転結の形からはずれた形だと整理することができます。広く
 使用されている方法論ですが、少し複雑になってしまいますので、その
 うち解説して見たいと思います。
  また、シェイクスピアにおいては純粋に物語の変質によって起こりま
 す。これはいたって超人的ではありますが、単純です。
  承を支えるために、シェイクスピアはその天才的な詩作力を駆使して
 います。例えて言えば、「ロミオとジュリエット」の著名なロミオと
 ジュリエットの愛を語らうシーンは、その典型と言えます。

  さて、例題の話に戻りましょう。
  起でスーズさを重視した方で残っている要素は時計・失意です。時計
 を使います。ついでに失意も使います。つまり失意を感じている人物を
 登場させます。
 ・飯田橋の駅を過ぎるて通勤電車は、ようやく閑散としてきた
 ・腕時計をちらりと眺め、定刻通りだと窓の外を見つめる
  広がりました。通勤電車が定刻通りなのは当たり前すぎる事です。転
 結で大逆転が期待できます。また、起からのつながりもスムーズです。
 失意の部分を残しました。これは、転結用に残しておきました。

  興味の喚起の方をやってみましょう。
  通勤電車を使い、失意を登場させます。こちらは、起に多くの要素が
 出ていますので、スピード感を失って中たるみとならないように失意の
 気持ちまで登場させてしまいます。
 ・深夜の地下を走る時計を僕は見ていた
 ・十七分の通勤電車が大勢の家路となりがたがたゆれてる
 としましょう。 鮮明な光景が登場します。実は「僕」は電車には
 乗っていなかったわけです。時計の意味がわかり(通勤電車だったわけ
 です)、様々に想像をすることができるようになりました。「僕」はそ
 の地下鉄のダイヤを知っているのでしょうか。どこで見ているのでしょ
 うか(地下で? 地下鉄の駅?)。何を感じているのでしょうか(失意
 であることはルール上、動きようがないのですが)。そこはかとなく暗
 さのようなものは感じ取れます。失意の末の行動が結で待っていそうで
 す。

  いたって無造作に作っています。この先どうなるかは、まだ考えてい
 ません。ですが起承転結がそれぞれしっかりと役割を果たしていれば、
 面白くない内容も面白く見えてくるのです。


 ○ 02 ○ まとめ 「起・承の役割」 ○ 04 ○ 

  起・承の役割は俗に、「読者を載せる」セクションだと言われます。
  映画の始まり一時間から一時間半がこの部分にあたります。はっきり
 と言ってしまえば、興行的な成功・失敗がこのセクションにかかると
 言っても過言ではありません。「面白そうか」「面白くなさそうか」を
 決定するのは、この部分なのです。また、転・結の爆発力を生み出すの
 も、この部分と言っても間違えではありません。
  始まりの起、広がりの承、変化の転、結びの結と四つの役割を考えた
 とき、物語の大きさを決定するのは、物語の性質を決定するのがこの、
 起・承であるからです。
  もし、あなたがとびっきりの起・承を思いついた、なんて事がありま
 したら、誇っていいはずですよ。ですが、少し落ち着いて振り返ってみ
 て下さいね。それは本当に、設計された起・承ですか?


 ● 03 ● 諸所雑感 ―――――― 「 タイタニックに見る起・承 」

  タイタニックという映画がありました。とても興行的に成功した映画
 で、日本でも大ヒットとなりました。果たして、この映画のどの部分が
 優れていたために、ヒットしたのでしょうか?
  これに起承転結による分析をしてみると、以外にもこの映画の強さは、
 起・承にあった事がわかります。
  起承転結の分析というと、それぞれの部分の関係を考察して見たくな
 りますが、あのようにシンプルなストーリーラインの場合は、それより
 も、「各部分の印象の強さ」を考えるだけで、比較的容易に結論が出て
 きます。

  さて、タイタニックにおける起・承とはどこでしょうか?
  シンデレラに当てはめてみればとても簡単に分かりますが、ヒロイン
 とヒーローの愛が引き裂かれるまで、です。タイタニックの承は、立場
 の違う二人が近づいてゆく過程になります。ヒロインが上流階級から、
 下層階級に惹かれ、ヒーローがヒロインに近づこうとする過程なのです。
 これがとても強固な「シンデレラストーリー」であることが分かるで
 しょうか。しかもニ方向からの「シンデレラストーリー」なのです。
  タイタニックにおいてこれは、豪華客船という最高の舞台で繰り広げ
 られます。あまりにもありきたりなストーリーととる事もできます。
  ですが、同時にこれはあまりにも強固な承なのです。


 ● 04 ● おわりに

  さて、以降は繰り返しになります。
  今回の号から購読くださっている方々が多いので、愚かとも思いつつも、
 言葉を繰り返してみたいのです。
  随分と長いメルマガになってしまいました。
  私の好きな物語の解析を、多く人と賑やかに、あれこれいいながら出来
 ないものだろうかと考えて、メルマガという形で始めてみる事にしました。
  つたなく、長く、もしかしたら退屈で、たぶん掟破りなメルマガにお付
 き合いいただき、とても嬉しく感じています。次号以降、この物語解析に
 読むだけでなく、「参加」して頂ければ、こんなに嬉しい事はありません。
  と、ちょっとずうずうしくのたまってしまいますが、感謝しています。
  物語解析を購読頂き、ありがとうございました。

  さて、「物語解析」とかなり思い切ったタイトルと内容になってしまった
 と思っていますが、どんな感想をお持ちになったでしょうか。起承転結と
 いうありきたりな技術による物語の解析、多少退屈だったかも知れません。
  もちろん、物語には種々多様な技術があると思います。
  物語が起承転結の観点のみで語られてしまうのは、とても寂しい事です。
  物語の世界は、深く、多様で、魅力に満ち、未開発の世界なのです。
  ですが、これが最も著名な方法であり、ここから始める必要が ありま
 した。何よりも、起承転結の有用性を認め、その根底を理解し、物語に活
 かせる技術を持ってからのち、物語の本質的な解析に移りたいと、感じた
 次第なのです。

  何か、堅苦っしくなってしまいましたね。
  物語は楽しいものです。
  そんな面白さ、楽しさが少しでも伝わればなぁ、なんて思います。
  なにはともあれ、始まってしまいました。
  全ての方々に、この物語解析をお届けします!
  今回は、無理な分載という形になって申し訳ありませんでした。
  それでは、また次回!


 ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■―― ■
                       第二号   2001/05/02
   「 物 語 解 析 」
    〜 起承転結法 基礎 〜

 発行者:hikali
   文:hikali

 ■ ―― ■ ―― ■ ―― ■ http://www.seikou-toutei.com/nmk/index.html


■物語解析 目次ページへ
■このサイトのトップページへ
■このサイトのブログへ



 

物語解析
バックナンバー
物語解析 サマリーを作っておく
 要素による解析基礎 「決まり事(世界観)」ガイダンス
要素による解析基礎 「道具」 変化
要素による解析基礎 「道具」 効果
「千と千尋の神隠し」解析
号外のお知らせ
要素による解析基礎 「道具」 所有・存在
要素による解析基礎 「道具」 ガイダンス
要素による解析基礎 「舞台」 状況の変化編(実例)
要素による解析基礎 「舞台」 状況の変化編
要素による解析基礎 「舞台」 概念編(中)
要素による解析基礎 「舞台」 概念編(上)
夏休み特別号
要素による解析基礎 「人物」 実践編
要素による解析基礎 「人物」 概念編
要素による解析のガイダンス
起承転結法 様々な起承転結
起承転結法 起・承・転・結(後編)
起承転結法 起・承・転・結(前編)
起承転結法 基礎


新・物語解析
バックナンバー

主役を6人にする
世界情勢を俯瞰してみる
「ハウル──ペンステモン」ラインを再構築する前に
プランA
結局どうだったの? 映画版ハウル
原作ハウルを21章じたてのプロットにまとめてみる
ソフィーは、世界背景をあまり見ていない
一応原作を確認しておく
実は表現力に左右される!
殺しては行けない部分を探す
ハウルのプロットは映画には不向き
宮崎駿監督「魔法使いハウルと動く城」を原作からつくっちゃおう!